承 継 の 岸
会社を手放す日のことを、考えはじめた人へ。
それはたぶん、誰にも話していないことでしょう。
ここでは、話さなくていい。まず、社名をひとつ置いてみてください。
岸に置く
この名の和音を、聴く
続けてほしい
誰かの手で、この名の火を絶やさずにいてほしい人へ。
手紙をください。百枚の資料は要りません。三行でいい。
美しく終わりたい
続けることだけが、名への敬意ではありません。
終わり方を選ぶ人のために、この帝国には墓と過去帳があります。
この頁は、何も売りつけません。社名はどこにも送信されず、保存されません。
置いて、聴いて、そのまま帰っていい。岸というのは、そういう場所です。
◎
✦