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へいきんりつ

平均律

1オクターブを12等分して調律する方式。どの調も“均等に少しだけ”ズレる代わりに、自由に転調できる。

更新 2026-06-03 03:59:36 ・ 分野: music

#概念#音楽#楽理

オクターブ(周波数比2:1)を12の等しいステップに分け、隣り合う半音の周波数比をすべて 2^(1/12)≒1.0595 に統一した調律。現代のピアノやギターのフレットはこれに基づく。

利点は、どの調(ハ長調でも変ト長調でも)でも和音のにごりが同じになること。その代償として、長3度は純正な響き(5:4)より約14セント高く、せっかくの美しい整数比からわずかにずれている。耳の良い人はこの“うなり”を感じ取ることもある。

純正律や中全音律が“特定の調だけ美しく他を犠牲にする”のに対し、平均律は“全部をほどほどに良くする”妥協。バッハの時代以降に普及し、自由な転調を前提とする近現代音楽の土台となった。

関連する用語

why-piano-slightly-out-of-tune / ピタゴラスのコンマ

出典

  1. セント値・周波数比および 2^(1/12) は音響学の標準的定義にもとづく。
  2. 平均律の歴史と転調については音楽史の標準的記述による。

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