ペットには公的保険がない。だから病院代は原則10割が自己負担。「保険は要るのか」を雰囲気でなく、診療費データと約款の2点で判断しよう。
結論(早見)
カギは高齢期。犬・猫とも年間診療費は1歳→15歳でおよそ4.5〜4.7倍に膞らむ(下図)。若く健康なうちは貯蓄で足りても、シニア期の通院・手術が家計を直撃しやすい。入るなら持病が付く前の若いうち、見るべきは補償割合(50%/70%)・待機期間・終身継続・免責。自分の重みで採点するならペット保険 判定エンジンへ。
補償プランの比較(早見表)
| 項目 | 50%プラン | 70%プラン |
|---|---|---|
| 窓口負担のイメージ | 診療費の半分を自己負担 | 診療費の約3割を自己負担 |
| 保険料 | 安め | 高め |
| 向く人 | 大きな出費に備えつつ保険料を抑えたい | 通院も含め手厚く・通院多めの犬猫 |
※請求の約9割は通院(アニコム)。通院補償の有無・回数上限・1回あたり上限は約款で要確認。
もっと深く:入るべき人/入らなくてよい人
入る価値が高い:好発疾患のある犬種・猫種、若くて将来の通院が読めない、急な高額手術で家計が傾く——という人。入らない判断もあり:シニア期の高額化分を即時に出せる十分な貯蓄があり、貯蓄で自家保険できる人。
待機期間の落とし穴:契約直後は補償が始まらない待機期間がある(病気は30日、がんは90〜120日とする社も。ケガは待機なしの社も)。この期間に発症した病気は、期間後も対象外になりやすい。だから「具合が悪くなってから」では遅い。
既往症・更新:加入前からの病気(既往症)は対象外が原則。多くは1年ごとの更新で、終身継続できるか・高齢で新規加入できる上限年齢・更新時の条件変更を必ず確認。
用語
- 補償割合
- 診療費のうち保険が払う割合。50%・70%などが主流。
- 待機期間
- 契約後、補償が始まるまでの一定期間。この間の発症は対象外になりやすい。
- 既往症
- 加入前から持っている病気・症状。原則として補償対象外。
- 終身継続
- 高齢になっても更新で契約を続けられること。シニア期こそ効く。