「災害に備えて何を買えばいい?」——防災食コーナーは種類が多く、迷っているうちに後回しになりがち。本当に効くのは“一気買い”より、普段の食品を少し多めに回す備え方だ。タイプ別の向き不向きを地図にした。
結論(早見)
目安は水=1人1日3L、食料=1人1日3食。これを最低3日分・できれば1週間分そろえる(農林水産省・内閣府)。あとは下のタイプ表で自宅に合うものを選び、非常食タイプ判定エンジンであなたの優先度で採点。続けるコツはローリングストック=普段使いしながら買い足し、常に一定量をキープすること。
| タイプ | 強み | 弱み | 保存の目安 |
|---|---|---|---|
| アルファ米 | 軽い・主食になる | 水(湯)が必要 | 約5〜7年 |
| パックごはん/主食レトルト | 食べやすい | 加熱したい・重い | 約1〜3年 |
| 缶詰(魚・肉・果物) | 開けてすぐ・たんぱく質 | 重い・かさばる | 約3年〜 |
| フリーズドライ | 軽い・種類豊富 | お湯があると安心 | 約3〜5年 |
| 栄養補助バー/乾パン | 開けてすぐ・省スペース | のどが渇きやすい | 約5年 |
| 長期保存水 | 飲料にも調理にも必須 | 重い・場所を取る | 約5〜10年 |
深掘り:3段階+ローリングストック
① 当日(調理不要):停電・断水を想定し、缶詰・栄養バー・そのまま飲める水など“開けてすぐ”を1日分。② 〜3日(支援が届くまで):アルファ米・レトルトなど、少しの水や熱で主食を確保。③ 〜1週間(供給が滞る場合):日持ちする主食・たんぱく源を厚めに。
ローリングストックが続くコツ:非常食専用に“しまい込む”と賞味期限切れになりがち。普段から食べて、減った分を買い足せば、味の確認もでき、常に新しい在庫が回る。費用も普段の買い物の範囲で済む。
家族構成で中身を変える:乳幼児(ミルク・離乳食)、高齢者(やわらかい・減塩)、持病や食物アレルギーがある人は、平時から食べ慣れたものを多めに。アレルギー対応こそローリングストックが向く。
用語
- ローリングストック
- 普段の食品を多めに買い、古いものから食べて買い足す備蓄法。
- アルファ米
- 炊いた米を乾燥させた保存食。水や湯を注いで戻す。
- 3段階備蓄
- 当日・3日・1週間に分けて備える考え方。