過去帳

官報の海には、毎日、会社たちの最期が流れている。
誰も拾わないので、ここで拾う。名前と、生きた形と、還った日を、一行ずつ。
会社にも、名前があった。
名は官報(インターネット版)の公示情報より。毎朝、機械が静かに書き足す。
ここに載ることは、忘れられないこと。

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