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NISAとiDeCo、どちらを先に?2026年版

NISAは自由、iDeCoは節税。強みの場所が違う2制度を、2026〜27年の改正点まで含めて早見で。

更新 2026-06-04

#金融#投資#お金#年金・老後

「NISAとiDeCo、どっちから始めればいい?」——答えは生活設計でほぼ決まる。どちらも税で得をする制度だが、お金の“出しやすさ”がまるで違う。

結論(早見)

迷ったらまずNISA。いつでも引き出せる自由があり、初めての投資でも詰みにくい。そのうえで「老後資金は絶対に手をつけない」と決められ、所得控除で今の税金を下げたい人は、iDeCoを足すのが王道。新NISAは生涯1,800万円が非課税、iDeCoは掛金が全額所得控除——強みの場所が違う。

観点新NISAiDeCo
税のうま味運用益が非課税運用益が非課税+掛金が全額所得控除
引き出しいつでも自由原則60歳まで不可
年間の上限360万円(つみたて120+成長240)職業で異なる(下記)
非課税の総枠生涯1,800万円(成長は1,200万円まで)掛金の積み上げ次第
向いている人柔軟に使いたい・初心者老後資金を固めたい・節税したい

新NISAは2024年スタートの恒久制度。売却すると翌年に簿価分の非課税枠が復活して再利用できる。


もっと深く:強みが出る場所が違う

iDeCoの本当の武器は「入口の節税」。掛金が全額所得控除になるので、所得税・住民税が毎年軽くなる。課税所得が高い人ほど、同じ積立額でも戻りが大きい。半面、原則60歳まで引き出せないのが最大の制約——教育費や住宅で現金が要る時期には向かない。

NISAの武器は「自由」。値上がり益・分配金が非課税で、しかもいつでも売って現金化できる。生活防衛資金が薄いうちは、まずNISAで“逃げ道のある投資”に慣れるのが安全だ。買い方はドルコスト平均法が基本になる。

2026〜2027年の変更点

NISAは2026年に債券ファンドが対象へ加わる予定。さらに2027年1月からは0〜17歳が使えるこどもNISA(つみたて投資枠)が始まる。iDeCoは2026年12月施行の改正で拠出限度額が引き上げ——会社員はiDeCo単体の上限が撤廃され企業年金等と合算で月6.2万円、自営業は月6.8万→7.5万円に、加入できる年齢の上限も70歳未満へ広がる(2027年1月の引落分から適用)。

【さらに深掘り(Yohaku会員・近日)】課税所得別の“iDeCo節税額”早見、NISA枠を最速で埋める順番、出口(受け取り方)で損しない退職所得控除の使い方——出典つきで。

用語

所得控除
課税対象の所得を減らせる仕組み。iDeCoの掛金は全額が対象で、その年の税金が軽くなる。
非課税保有限度額
NISAで生涯に持てる非課税の総枠(簿価ベース)。新NISAは1,800万円。
ドルコスト平均法
毎月一定額を積み立てて高値づかみを避ける買い方。用語解説へ

参考文献・出典

  1. 金融庁「NISA特設ウェブサイト」(年間360万円・生涯1,800万円・成長投資枠1,200万円・売却枠の復活). fsa.go.jp/policy/nisa2/know/
  2. 金融庁「令和8年度税制改正について」2025-12(債券ファンドの対象追加・こどもNISA). fsa.go.jp(PDF)
  3. iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)制度改正(拠出限度額・加入年齢の引き上げ、2026-12施行). ideco-koushiki.jp
  4. 厚生労働省「iDeCoの拠出限度額・加入可能年齢の引き上げ(制度改正チラシ)」. mhlw.go.jp
  5. 掛金・節税額の具体例は編集部整理(2026-06)。最新・個別条件は各公式で確認。

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