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AGA治療の選び方:学会の「推奨度」で選ぶ

広告だらけのAGA。日本皮膚科学会が科学的根拠で格付けした「推奨度A〜D」を地図にすれば、迷いはぐっと減る。

更新 2026-06-09 ・ 関連州: aga

#AGA・薄毛治療#健康#科学

「AGA治療」と検索すると広告ばかりが並ぶ。でも“本当に効くと国の学会が認めた”治療は、実はごく少数。日本皮膚科学会のガイドラインは、治療法を科学的根拠で推奨度A〜Dに格付けしている。広告ではなく、この地図で選ぼう。

結論(早見)

男性ならまず推奨度Aの3つ——フィナステリド内服・デュタステリド内服・ミノキシジル外用——が標準。抜け毛を止めたいなら内服、発毛も狙うなら外用を足す、が王道だ。逆に「飲むミノキシジル」は推奨度D=行うべきでない。自分の重み付けで採点するならAGA治療 判定エンジンへ。

推奨度(科学的根拠の強さ)= 上ほど強く勧められるA 強く勧める:フィナステリド内服/デュタステリド内服/ミノキシジル外用B 勧める:自毛植毛/LED・低出力レーザーC1 行ってもよい:かつら・増毛C2 行わないほうがよい:成長因子・幹細胞D 行うべきでない:ミノキシジル内服
出典:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」(推奨度は男性の場合)。
治療法推奨度ひとこと
フィナステリド内服A抜け毛を止める標準内服。ジェネリックで安価に。
デュタステリド内服AI/II型を抑え、より強力な傾向の内服。
ミノキシジル外用A唯一“発毛”を促す外用。男性5%/女性1%。
自毛植毛B薬で不十分なときの選択肢。高額。
LED・低出力レーザーB補助的。根拠は限定的。
かつら・増毛C1隠す手段。発毛はしない。
成長因子・幹細胞(メソセラピー)C2根拠不十分・高額。
ミノキシジル内服D効くが副作用懸念。勧められない。

深掘り:5つの誤解と要点

なぜ薄くなる?=DHT:男性ホルモン(テストステロン)が5α還元酵素でより強力なDHTに変わり、毛を細く短くする。フィナ/デュタはこの酵素を抑える「守り」、ミノキシジルは毛包に働く「攻め」。だから内服+外用の併用が定番だ。

女性は別ルール:フィナステリド/デュタステリドは女性(特に妊娠可能な人)は使用不可。割れた錠剤に触れるのも避ける。女性の発毛はミノキシジル外用(1%)が中心。

やめると戻る:AGA治療は“続ける前提”。内服も外用も、やめれば数か月〜で元の進行に戻っていく。一度きりの治療ではない。

費用は全額自己負担:AGAは保険のきかない自由診療。クリニックで価格差が大きいので、薬の成分・用量が同じなら価格で比べてよい。

「飲むミノキシジル」に注意:本来は降圧薬で、発毛は適応外。循環器系の副作用が懸念され、ガイドラインの推奨度はD。SNSや一部の宣伝に流されない。

本記事は情報提供であり、医療アドバイスではありません。薬には副作用があり、効果や適否には個人差があります。開始・中止・併用は必ず医師に相談してください。フィナステリド/デュタステリドは未成年・女性は使用不可で、妊娠の可能性がある女性は割れた錠剤に触れないでください。

用語

DHT(ジヒドロテストステロン)
男性ホルモンが酵素で変換された強力な型。毛包を縮ませAGAの主因に。→くわしく
5α還元酵素
テストステロンをDHTに変える酵素。フィナステリドはII型を、デュタステリドはI/II型を阻害する。
自由診療
健康保険がきかない全額自己負担の診療。AGA治療は原則これに当たり、価格はクリニック次第。

参考文献・出典

  1. 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」(フィナステリド内服・デュタステリド内服・ミノキシジル外用=推奨度A/自毛植毛・LED低出力レーザー=B/ミノキシジル内服=D). dermatol.or.jp(PDF)
  2. 同ガイドライン(学会誌掲載版). 日本皮膚科学会雑誌 127(13):2763
  3. Mindsガイドラインライブラリ 要約. minds.jcqhc.or.jp
  4. 各治療の費用・使用感は編集部整理(2026-06)。推奨度はガイドライン準拠、スコアは相対評価。

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