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コーヒーの黄金比:粉と湯の比率で味は決まる

「渋い」「薄い」は勘じゃなく数字で決まる。SCAの黄金比は水1Lに粉約55g——家で再現できる数字に落とし込む。

更新 2026-06-04

#コーヒー#趣味#科学

コーヒーが「いまいち」なのは豆のせいとは限らない。多くは粉と湯の量を量っていないだけ。数字を揃えれば、安い豆でも安定して美味しくなる。

結論(早見)

SCA(スペシャルティコーヒー協会)のゴールデンカップ基準は、水1Lに対して粉 55g(±10%)——つまり粉1:湯18前後が出発点。湯温は93℃前後(90〜96℃)。これで薄すぎず濃すぎずの「抽出率18〜22%」に収まりやすい。キッチンスケール一つで再現性が一気に上がるというのが最大のコツ。

マグ1杯(湯240g)の目安13g+240g=比率 1:18標準的な濃さ濃くしたい→1:15薄くしたい→1:17
湯240gなら7~16gの幅。まず1:18から始め、好みで増減するのが近道(SCAゴールデンカップ基準+編集部整理)。

比率早見表

比率湯240gに対する粉仕上がり
1:1516g濃め・コクしっかり
1:1615gやや濃め
1:1813g標準(SCA中央値相当)
1:1714gややすっきり
1:2012gあっさり・ぶらぶら向き

深掘り

なぜ「量る」だけで安定するか

スプーン計量は豆の大きさや挽き具合で重さがバラつく。同じ「大さじ1杯」でも8g〜12gと幅が出る。重さで扱えばその揺らぎが消え、「昨日と同じ味」を狙える。抽出率(豆から成分がどれだけ湯に移ったか)が18〜22%の窓に収まると、渋み(過少)も雑味(過剰)も出にくい。

湯温と挽き加減

湯温は93℃前後が基準。沸騰直後(100℃)だと雑味が出やすいので、注ぐ前に少し冷ます。薄いと感じたらまず「挽きを細く」か「粉を増やす」、渋ければ「挽きを粗く」。一度に一つだけ変えるのが迫近のコツ。

ゴールデンカップ基準
SCAが定める「おいしさの窓」。水1Lに粉55g±10%、湯温93±3℃、抽出率18〜22%、溶出固形分1.15〜1.35%。
抽出率(PE)
コーヒー豆の質量のうち、湯に溶け出た割合。低いと酸っぱく・渋く、高すぎると雑味・苦くなる。

参考文献・出典

  1. Specialty Coffee Association ゴールデンカップ基準(水1Lに粉55g±10%、水扦55g/L)の解説 SCA認証メーカーによる基準解説(Moccamaster)
  2. SCA抽出管理チャート(抽出猇18〜22%・TDS 1.15〜1.35%)の解説 How to make better coffee – SCA Golden Cup Standards
  3. 湯温の一般的目安は90〜96℃(編集部整理 2026-06)。

数字は出典つきのスナップショット。評価関数による透明な判定であり、特定製品の推奨ではない。Yohaku — 判定の都市。