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住宅ローン控除は2026年いくら戻る?借入限度額と条件

年末残高の0.7%が所得税から戻る制度。住宅の省エネ性能で借入限度額が大きく変わる。2025年入居の確定情報と2026年の見直し方向を、国税庁・国土交通省の一次資料で。

更新 2026-06-07

#お金#住宅ローン#不動産#税金・控除

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、年末のローン残高の0.7%が所得税(足りなければ住民税)から戻る制度。ただし「いくら戻るか」は、買う住宅の省エネ性能世帯でまるごと変わる。怖がらせるためでなく、損をしないための早見を。

結論(早見)

計算式はシンプルで、年末ローン残高(借入限度額が上限)× 0.7% × 最長13年。鍵は「借入限度額」が住宅の性能で段階化されている点。新築は省エネ基準を満たさないと原則ゼロ。下表は令和7年(2025年)入居・新築/買取再販の限度額。

残高 × 0.7% × 13年例:残高4,000万円なら初年度の控除上限 ≒ 28万円/年※実際は「その年の所得税+住民税の一部」が上限。残高は毎年減るので控除額も逓減。
控除は「払った税金の範囲」でしか戻らない。残高が大きい初期ほど効きやすい(国税庁の制度にもとづく編集部整理)。
住宅の種類(新築・買取再販)子育て・若者夫婦世帯その他の世帯
認定住宅(長期優良・低炭素)5,000万円4,500万円
ZEH水準省エネ住宅4,500万円3,500万円
省エネ基準適合住宅4,000万円3,000万円
省エネ基準を満たさない住宅原則対象外原則対象外

控除率は一律0.7%、控除期間は新築13年(中古は別枠=限度額3,000万円・10年)。「子育て世帯」=入居年末に19歳未満の子がいる、「若者夫婦世帯」=夫婦どちらかが40歳未満。


深掘り:見落としがちな3つ

(1) 所得が高いと使えない。適用には合計所得金額2,000万円以下という要件がある。共働きでペアローンなら各自で判定。

(2) 床面積は原則50㎡以上。登記簿上の床面積で見る。合計所得1,000万円以下など一定の条件では40㎡以上に緩和される年がある。図面の「壁芯」と登記の「内法」で数字がズレることがあるので、ギリギリの物件は要注意。

(3) 初年度は必ず確定申告。会社員でも1年目は自分で確定申告が必要(2年目以降は年末調整でOK)。住宅ローンを組むと多くは団体信用生命保険に入るが、これは控除とは別の話。金利タイプの選び方は固定 vs 変動の記事で。

2026年(令和8年)はどうなる?制度は延長の方向だが、ZEH水準以上は概ね維持、それ未満の借入限度額は縮小していく流れ。省エネ基準適合住宅は2030年以降の新築が原則対象外になる見込みで、限度額の段階的引き下げが予定されている。入居年で適用ルールが変わるため、最新は必ず国税庁の一次情報で確認を。

【免責】本記事は一般的な情報提供であり、税務上の助言ではありません。住宅ローン控除の適用可否・控除額は、住宅の性能区分、入居年、契約・建築確認の時期、個別の所得状況で変わります。正確な適用は国税庁の最新情報および税理士・税務署にご確認ください。税制は毎年改正されます。

用語

借入限度額
控除計算で年末残高に上限を設ける額。住宅の省エネ性能と世帯区分で段階化されている。
ZEH水準
断熱と省エネ設備で年間の一次エネルギー消費をおおむね正味ゼロに近づける性能水準。
認定住宅
認定長期優良住宅と認定低炭素住宅の総称。最も高い借入限度額が適用される。

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参考文献・出典

  1. 国税庁 タックスアンサー No.1211-1「住宅の新築等をし、令和4年以降に居住の用に供した場合(住宅借入金等特別控除)」. nta.go.jp(控除率0.7%・控除期間・所得要件2,000万円以下・床面積要件)
  2. 国土交通省「住宅ローン減税」(借入限度額の住宅性能別区分・子育て世帯/若者夫婦世帯の上乗せ). mlit.go.jp
  3. 借入限度額の表は令和7年(2025年)入居・新築/買取再販の区分にもとづく(編集部整理 2026-06)。2026年以降の改正動向は国税庁の最新情報を確認。

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