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カードローンの選び方:金利の上限と「年収の3分の1」で読み解く

銀行系か消費者金融か。金利の上限はどこまでか。法律が決めた“動かせない数字”から選ぶ。

更新 2026-06-09

#カードローン#コスト#債務整理#金融#お金

金利の数字に惑わされる前に、知っておきたいことがある。カードローンの上限金利も、借りられる総額も、実は法律で天井が決まっている。その“動かせない数字”から選べば、迷いは減る。

結論(早見)

カードローンは大きく銀行系消費者金融系に分かれる。金利の上限は利息制限法で、借入総額は総量規制で、それぞれ上限が決まっている。まず下の表で位置づけをつかむ。

タイプ金利の目安(実質年率)総量規制審査スピード
銀行カードローン約1.5〜15%対象外(銀行法・自主規制あり)翌日〜数日
消費者金融約3〜18%対象(年収の1/3まで)最短即日
クレカのキャッシング約15〜18%対象枠内で即時

金利は「下限」ではなく自分に適用される上限で比べるのが鉄則。初回は上限が適用されやすい。

利息制限法が定める上限金利(元本の額で下がる)20%18%15%元本10万円未満10万〜100万円未満100万円以上
元本が大きいほど上限金利は下がる(利息制限法 第1条)。これを超える利息は無効。

もっと深く:3つの数字で迷いを消す

① 上限金利は法律で決まっている利息制限法は、元本10万円未満で年20%、10万〜100万円未満で年18%、100万円以上で年15%を上限と定める。これを超える利息は無効。さらに出資法は年20%超を刑事罰の対象とする。だから「年18.0%」表示の消費者金融は、上限ぎりぎりまで取れる設計、という意味。

② 借りられる総額にも天井がある:消費者金融などの貸金業者からの借入は、総量規制により合計で年収の3分の1まで。年収300万円なら最大100万円。一方、銀行カードローンはこの規制の対象外だが、過剰貸付批判を受けて各行が自主規制を設けている。

③ 比べるのは「実質年率」:広告の金利は実質年率で表示される。保証料込みの“本当の”負担率だ。「年3.0%〜18.0%」とあれば、効くのはたいてい上限の18.0%。無利息期間(30日など)の有無も総支払額を左右する。

金利を一定にして払い続けるリボ払いは、長期化で手数料がふくらみやすい。すでに返済が苦しいなら、新規借入より債務整理という選択肢を先に検討したい。借り換えで一本化する「おまとめローン」も、適用金利が下がるかを実質年率で必ず確認する。

【免責】本記事は情報提供を目的としたもので、特定の借入・契約を勧めるものではありません。借入には返済義務と金利負担が伴い、無理な借入は生活を圧迫します。金利・規制の最新の扱いは金融庁など一次情報をご確認ください。返済が困難な場合は、早めに消費生活センター等の公的な相談窓口や専門家へご相談を。

用語

利息制限法
貸付金利の上限を定める法律。元本に応じ年15〜20%。超過分は無効。
総量規制
貸金業者からの借入を年収の3分の1までに制限する貸金業法のルール。
実質年率(APR)
利息に保証料などの費用も含めた、1年あたりの本当の負担率。

▶ 総量規制を詳しく

参考文献・出典

  1. 利息制限法(e-Gov法令検索・昭和29年法律第100号/上限15〜20%). laws.e-gov.go.jp/law/329AC0000000100
  2. 金融庁「貸金業法のキホン」(総量規制=年収の1/3、上限金利). fsa.go.jp/policy/kashikin/kihon.html
  3. 日本貸金業協会「お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)」. j-fsa.or.jp
  4. 金融庁「貸金業法Q&A」(実質年率・上限金利の考え方). fsa.go.jp/policy/kashikin/qa.html
  5. 各タイプの金利・審査スピードは代表的な公表条件にもとづく目安(編集部整理 2026-06)。最新は各社の公式情報を確認。

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