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葬儀の種類と費用相場——直葬・一日葬・家族葬・一般葬の選び方 2026

「いくらかかる?」より、まず4つの型を知る。費用の幅と、見積りで損しない見方を出典つきで。

更新 2026-06-12

#葬儀#相続#法律#お金#終活

身内の葬儀を考えるとき、最初の迷いは“いくらかかるか”。でも本当の分かれ目は、金額の前にどの「型」を選ぶかです。型が決まれば、費用の幅はおのずと決まる。ここでは4つの型を、相場と一緒に整理します。

結論(早見)

葬儀は大きく直葬(火葬式)・一日葬・家族葬・一般葬の4つ。儀式を省くほど安く、参列者が増えるほど高くなります。費用は「①葬儀社へ払う基本料金」+「②飲食・返礼(人数で増減)」+「③お布施など宗教者へのお礼」の3つに分かれ、見積りで比べるべきは①です。

費用の目安(基本料金+飲食返礼の合計レンジ・編集部整理)直葬約10〜40万一日葬約20〜60万家族葬約40〜110万一般葬約100〜200万
バーは費用の幅のイメージ。地域・人数・宗教者へのお礼で大きく前後します(金額は編集部整理 2026-06/公的な全国平均は調査により131〜196万円と幅がある点に注意)。

4つの型の比較

通夜告別式参列者向く人
直葬(火葬式)なしなしごく少数費用を最小に。儀式にこだわらない
一日葬なしあり家族〜親族1日で。高齢の参列者の負担を減らす
家族葬ありあり家族・近親・親友身内で静かに見送りたい(最も選ばれる)
一般葬ありあり友人・職場・地域も多くの人に知らせ会葬してもらう

「家族葬は必ず安い」とは限りません。香典収入が減るため、自己負担はかえって一般葬と変わらない場合もあります。


深掘り:見積りで損しないための3つの目

① 「セットプラン」に何が含まれるか。 広告の「◯◯万円〜」は最小構成のことが多い。ドライアイス追加、安置日数、搬送距離、火葬場使用料、式場利用料などが別建てになっていないか、見積書の項目を1行ずつ確認します。国民生活センターも、ネット表示額と請求額の食い違いや、参列人数で増える項目への注意を呼びかけています。

② 「追加料金一切不要」をうのみにしない。 そう表示しながら追加請求する事業者に、消費者庁が行政処分を出した例があります。総額の根拠を書面で。

③ 互助会の前払いは“積立”であって割引保証ではない。 冠婚葬祭互助会は割賦販売法の前払式特定取引で、経済産業大臣の許可制・前受金の保全義務があります。ただし積立は葬儀費用の一部に充当されるだけで、別途追加費用がかかるのが普通。中途解約には手数料がかかる点も、加入前に確認を。

段取り(もしもの直後)

病院で亡くなると、数時間内に遺体の搬送先(自宅か安置施設)を決める必要があり、ここで葬儀社を“急いで”決めがち。これがトラブルの温床です。可能なら元気なうちに2〜3社の見積りを取り、安置だけ依頼して契約は急がないのが鉄則。費用面の準備は、生前贈与や相続の段取りとあわせて考えると無駄がありません(参考:生前贈与相続税はいくらから)。

用語

直葬(火葬式)
通夜・告別式を行わず、火葬のみで見送る最も簡素な形式。
冠婚葬祭互助会
毎月の積立で冠婚葬祭の費用に備える前払い制度。割賦販売法の許可事業。
前払式特定取引
商品・役務の提供前に、2か月以上・3回以上に分けて代金を受け取る取引。互助会が代表例で、経産大臣の許可と前受金保全が義務。
本記事は一般的な情報提供であり、特定の事業者・契約を推奨するものではありません。金額は地域・時期・規模で大きく変わります。実際の費用は必ず複数社の見積書で確認し、契約内容(解約手数料・追加費用の範囲)をよく読んだうえでご判断ください。

参考文献・出典

  1. 経済産業省「前払式取引」(冠婚葬祭互助会=前払式特定取引の許可制・前受金保全義務の解説). METI 前払式取引
  2. 経済産業省「割賦販売法(前払式特定取引)に基づく監督の基本方針-冠婚葬祭互助会編-」. 監督の基本方針(PDF)
  3. 国民生活センター「墓・葬儀サービス(各種相談の件数や傾向)」. 国民生活センター(見積書の確認・人数で増減する項目への注意)。
  4. 国民生活センター 見守り情報「もしもの時に慌てないように!葬儀サービスのトラブル」. 見守り情報475
  5. 各型の費用レンジ・段取りは一般的な実務にもとづく目安(編集部整理 2026-06)。全国平均額は調査機関・年により131〜196万円と幅があります。

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