健康リスクとは、ある要因が病気や害をもたらす確率と、その大きさ(重さ)の組み合わせ。「安全か危険か」の白黒でなく、「どれくらいか」の連続量として捉えるのが科学的な見方だ。
鍵になるのが用量反応——多くの物質は“量が増えるほどリスクも増える”。だから「コーヒーは体に悪い?」ではなく「1日何mgまでなら上がらない?」と問う。安全域(しきい値)は、害が増え始める手前に引かれる。
もう一つ大事なのが相対リスクと絶対リスクの区別。「リスク2倍」でも、元が0.01%なら0.02%。倍率の派手さに惑わされず、実数で見ると冷静に判断できる。