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学資保険は必要?2026年版・教育費の備え方を出典つきで

教育費は公立15年で約614万円、すべて私立なら約1,969万円(文科省)。学資保険・つみたて投資・預金、どこに置くかを返戻率と保障で考える。

更新 2026-06-16

#教育・学資#金融#保険#日本ガイド#お金#税金・控除

「子どものために学資保険、入っておくべき?」——よく聞く問いだが、答えは“いくら・いつ要るか”と“どこにお金を置くか”で変わる。怖がらせる広告ではなく、出典のある数字で考える。

結論(早見)

教育費の総額は、文部科学省の調査でほぼ見えている。幼稚園〜高校の15年間で、すべて公立なら約614万円、幼稚園だけ私立で約665万円、幼稚園と高校が私立で約838万円、すべて私立なら約1,969万円(令和5年度・子供の学習費調査)。さらに大学が加わる。国立大学は標準額で入学料28.2万円+授業料53.58万円×4年=約243万円(私立はこれより高い)。
この“ゴール”に対して、お金の置き場所は主に3つ——学資保険・つみたて投資(NISA)・預金。それぞれ「増えやすさ」と「引き出しやすさ」「保障」が違う。学資保険が向くのは「自分では貯められない人」「親に万一があっても教育費を確実に残したい人」。増やすことが目的なら、つみたて投資のほうが期待リターンは高い(ただし元本保証はない)。

↑ 増えやすい(ただし価格変動)増えにくい(金額が確定的)引き出しやすい →← 引き出しにくい学資保険保障つき・固定預金元本確保・低金利つみたて投資(NISA)期待リターン高・変動あり
3つの置き場所の位置どり。学資保険は「確実だが途中で引き出しにくい」、預金は「いつでも引き出せるが増えにくい」、つみたて投資は「増える期待は大きいが値動きする」(編集部整理 2026-06)。

まず“ゴール”を数字で:教育費はいくらかかる

1人・1年あたりの学習費総額(学校教育費+給食費+学校外活動費)は、令和5年度の調査で以下のとおり。私立は公立の2〜5倍になる。

学校段階公立(年・1人)私立(年・1人)
幼稚園約18.5万円約34.7万円
小学校約36.7万円約174.2万円
中学校約54.2万円約156.0万円
高校(全日制)約59.7万円約117.9万円

15年合計:全部公立=約614万円/全部私立=約1,969万円。大学(国立・標準額)は4年で約243万円。これらは平均値で、地域・進路で大きく動く(出典は本記事末尾)。

深掘り:学資保険・投資・預金の使い分け

学資保険の正体は「保障つきの積立」。毎月決まった額を払い込み、進学時や満期に受け取る。最大の特徴は、契約者(親)が死亡・高度障害になると以後の保険料が免除され、それでも満期金は受け取れること。これは投資や預金にはない“保険ならでは”の機能だ。判断の物差しになるのが返戻率(払った総額に対し受け取れる割合)。近年は低金利で返戻率が下がり、商品によっては元本割れ(100%未満)もある。必ず契約前に返戻率を確認したい。

注意点は「途中で引き出しにくい」こと。学資保険は中途解約すると解約返戻金が払込総額を下回りやすく、損が出やすい。一方つみたて投資(新NISA)複利ドルコスト平均法で長期の期待リターンは高いが、必要なタイミングで相場が下がっていることもある。預金は元本が確保され流動性は最高だが、金利が低くインフレに弱い。
実務的には「大学入学までに確実に要る分は学資保険や預金で確保し、上振れを狙う分はNISAで運用」と分けて持つのが現実解になりやすい。投資の考え方はNISAとiDeCoの違いオルカン vs S&P500もあわせて。

税金:親が保険料を払い、満期金を親が受け取ると学資保険の受取金は原則一時所得。受取総額−払込総額−特別控除50万円、さらに1/2が課税対象なので、増えた額が小さい多くのケースは課税が出にくい。ただし受取人が子の場合は贈与税になり得る(国税庁No.1755)。

用語

学資保険
子の教育資金を準備する貯蓄性の生命保険。契約者死亡で払込免除という保障がつく。
返戻率
払込総額に対する受取総額の割合。100%超で増え、下回れば元本割れ。
一時所得
満期金などを一時に受け取ったときの所得区分。50万円の特別控除と1/2課税がある。

免責:本記事は情報提供であり、特定の保険・投資商品の募集や投資助言ではありません。学資保険は商品ごとに返戻率・保障が異なり、中途解約で元本割れの可能性があります。投資は元本割れリスクを伴います。税制・各制度は改正され得ます。加入・運用の判断は、最新の一次情報や保険・税の専門家にご確認ください。

参考文献・出典

  1. 文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査結果のポイント」(訂正版・令和8年1月16日)。学習費総額・15年累計の出典。mext.go.jp(PDF)
  2. 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(標準額=授業料535,800円/年・入学料282,000円). e-Gov法令検索 elaws.e-gov.go.jp
  3. 国税庁 No.1755「生命保険契約に係る満期保険金等を受け取ったとき」(一時所得・贈与税の扱い). nta.go.jp
  4. 商品ごとの返戻率・保障内容は各社開示にもとづく(編集部整理 2026-06)。最新は契約前に必ず確認を。

数字は出典つきのスナップショット。評価関数による透明な判定であり、特定製品の推奨ではない。Yohaku — 判定の都市。 ☕ この記事を応援する

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