オルソケラトロジー(通称オルソK)は、寝ている間に特殊な高酸素透過性のハードレンズを装用し、角膜の表面をわずかに平らにして近視を矯正する方法です。朝にレンズを外せば、日中は裸眼で過ごせます。
手術ではなく中止すれば角膜は元の形に戻るのが大きな特徴で、可逆性を重視する人や手術を避けたい人に適します。近年は小児の近視進行抑制(眼軸長の伸びを約2年で0.2〜0.3mm拑抑)の効果でも注目されています。一方で、適応はおおむね中等度の近視までで、毎晩の装用を続ける必要があります。夜間のコンタクト装用には感染性角膜炎などのリスクもあるため、眼科での管理が前提です。手術を含めた他の選択肢はICLなどと比べて検討しましょう。