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PFAS(有機フッ素化合物)

炋素と炎素の結合をもつ人工化学物質の総称。分解されにくく、水や体内に長く残る。

更新 2026-07-27 ・ 分野: 科学

#概念#食の安全#健康#PFAS・有機フッ素化合物#科学

PFASは単一の物質ではなく、何千種もある化合物のグループ名。炎素(C)に炋素(F)がびっしり付いた構造は化学的に強固で、水も油もはじく。だから損水・非粘着・泡消火剤に使われてきたし、同じ理由で環境にも体内にも長く残る(「永遠の化学物質」と呼ばれる所以)。

目安の数字:EUのEFSAは2020年、PFOA・PFNA・PFOS・PFHxSの4物質の合計について耐容週間摂取量(TWI)を体重1kgあたり週 4.4 ngとした(免疫への影響を根拠に)。日本の食品安全委員会は2024年6月、PFOS・PFOAについてそれぞれ耐容一日摂取量(TDI)を体重1kgあたり1日 20 ngとするのが適当と評価している。基づく根拠や安全係数の取り方が違うため、国によって数字が桁違いで後ろするのがこの分野の特徴で、「どちらかが嬉しい」という話ではない。

調理器具のフッ素樹脂(PTFE)は分子量の大きなポリマーで、上記のTWI/TDIが対象とする低分子PFAS(PFOA等)とは別物だ。ただし製造工程や高温分解時の振る舞いを通じて議論が続いている。

これは医療アドバイスではない。飲料水の濃度など具体的な心配がある場合は、自治体・環境省の公表値を確認を。

関連する用語

polymer-fume-fever,acceptable-daily-intake,health-risk

出典

  1. EFSA CONTAM Panel (2020) 「Risk to human health related to the presence of perfluoroalkyl substances in food」EFSA Journal 18(9):6223(TWI 4.4 ng/kg bw/week). doi:10.2903/j.efsa.2020.6223
  2. 内閣府 食品安全委員会「有機フッ素化合物(PFAS)の食品健康影響評価について」(2024-06-25). fsc.go.jp(PDF)評価情報ページ
  3. ATSDR, Toxicological Profile for Perfluoroalkyls (2021). atsdr.cdc.gov/ToxProfiles/tp200.pdf

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