← Yohaku の都市 / 読み物

ナッツは1日どれくらい?研究が指す“ひとつかみ”の量

太る心配と健康効果のはざま。大規模研究が指す“ちょうどいい一日量”は、手のひらに軽くひとつかみ。

更新 2026-06-19

#健康#栄養#ナッツ#科学

「ナッツは太る?それとも体にいい?」——答えは“量”で決まる。複数の大規模研究が指す“ちょうどいい一日量”は、手のひらに軽くひとつかみだ。

結論(早見)

健康な大人なら素焼き・無塩のナッツを1日およそ28〜30g(ひとつかみ)が目安。これはアーモンドなら約20粒、くるみなら約14片。地中海食にナッツ30g/日を加えた大規模試験(PREDIMED)で心血管イベントの低下が示されたのがこの量。塩・砂糖・チョコでコーティングされたものは別物なので、“素焼き・無塩”を選ぶ。

ナッツ30gの目安主な栄養
アーモンド約20〜23粒ビタミンE・食物繊維
くるみ約14片(半割)オメガ3(ALA)
ピスタチオ約45〜49粒カリウム・葉酸
カシューナッツ約16〜18粒鉄・亜鉛

深掘り

なぜ“ひとつかみ”で足りるのか

ナッツは高脂質・高カロリー(30gで約170〜200kcal)。だが脂質の多くは不飽和脂肪酸で、食物繊維や植物ステロールとともにLDLコレステロールを下げる方向に働く。米国の大規模コホート(看護師・医療従事者を追跡)では、ナッツを週5回・1回28gほど食べる人で心血管疾患リスクが約2割低かった。

1日の目安30g(ひとつかみ)= アーモンド約20粒/くるみ約14片エネルギー約180kcal間食としては優秀な範囲
「ひとつかみ=約30g」が研究の指す目安。素焼き・無塩で。

食べ方のコツ

素焼き・無塩を選び、食塩・砂糖・チョコ掛けは避ける。ナトリウムの摂りすぎは別の健康リスクになる。食べ過ぎはカロリー過多につながるため、袋から直接ではなく“ひとつかみ”を小皿に出して食べるのがコツ。

不飽和脂肪酸
常温で液体の油に多い脂肪。飽和脂肪酸の置き換えで心血管リスク低下と関連。
ALA(α-リノレン酸)
くるみに多い植物性のオメガ3脂肪酸。

本記事は一般的な栄養情報であり、医療アドバイスではありません。ナッツアレルギーのある方、腎臓病などで食事制限がある方、妊娠中・基礎疾患のある方は、医師・管理栄養士にご相談ください。

参考文献・出典

  1. Estruch R, et al. Primary Prevention of Cardiovascular Disease with a Mediterranean Diet(PREDIMED:30g/日の混合ナッツ群で主要心血管イベントが低下). N Engl J Med 2018. doi:10.1056/NEJMoa1800389
  2. Liu G, et al. Changes in Nut Consumption and Subsequent Cardiovascular Disease Risk Among US Men and Women. J Am Heart Assoc 2020. doi:10.1161/JAHA.119.013877
  3. Tindall AM, et al. Is a Handful an Effective Way to Guide Nut Recommendations?(“ひとつかみ”が約30gの目安として妥当). 2021. PMC8345392
  4. Harvard Health. Eating a daily serving of nuts linked with lower risk of heart disease. health.harvard.edu

数字は出典つきのスナップショット。評価関数による透明な判定であり、特定製品の推奨ではない。Yohaku — 都市の響き。 ☕ この記事を応援する

© Yohaku 利用規約プライバシーポリシーお問い合わせ余白の間
可愛げ を まんなかに ── 余白 ・ 可愛げ ・ 遊び心 / Kawaige ・ Yohaku ・ Asobi-Gokoro
応援する