「水は1日2リットル」とよく聞くが、それは飲み水だけの話ではない。食事の水分も含めた“合計”で考えるのが科学の流儀。欧州食品安全機関(EFSA)が出した基準を、過不足なく。
結論(早見)
EFSAの目安は「総水分」=飲み物+食べ物の水分の合計。成人男性で1日2.5L、成人女性で2.0L。このうちおよそ2〜3割は食事から取れる。だから飲み物で実際に必要なのは男性で~1.8L・女性で~1.5L前後。喚の渇きと尿の色(薄い黄色が目安)で、日々のセルフチェックは十分。
状況別の目安(総水分/日)
| 対象 | 総水分/日 |
|---|---|
| 成人男性 | 2.5 L |
| 成人女性 | 2.0 L |
| 子ども(9〜13歳) | 男 2.1L / 女 1.9L |
| 乳児(6〜12か月) | 0.8〜1.0 L |
深掘り:よくある誤解
「2Lの水を別に飲む」は過剰になりがち……食事やお茶・コーヒーも水分にカウントできる(カフェインの利尿作用は通常の量なら水分収支をほぼ崩さない)。飲みすぎにも注意……短時間に大量だと低ナトリウム血症(水中毒)のリスク。喚の渇きに従うのが基本。コーヒーやお茶での水分補給は コーヒーは1日何杯まで?、塩分とのバランスは 塩は1日何グラムまで? も参照。家での水まわりは 浄水器 判定エンジン・ウォーターサーバー 判定エンジンで。
- 総水分(total water intake)
- 飲料水・あらゆる飲み物・食品中の水分をすべて合わせた1日の水分量。
- Adequate Intake (AI)
- 科学的に十分なエビデンスがそろわないときに、観察された摂取量から設定する「目安量」。
※健康全般の一般情報であり、医療アドバイスではありません。腎臓・心臓の病気や水分制限の指示がある方、気になる症状がある方は医師にご相談ください。